先輩に苦手な人がいて辛いよー。
他の病院に転職しようかなぁ。
人間関係って悩むよね。
せっかくオペ看として働いているなら他の病院でオペ看として働くのもおすすめだよ。
オペ看の場合、基本は日勤勤務なので、苦手な看護師とも毎日顔を合わせることになりストレスが溜まりやすいですよね。
人間関係で悩んで転職する方は、わたしの周りでもとても多いです。
他にも転職の理由としては、「今の病院で経験できない症例を勉強したい」、「特定の科を極めたい」、「他の地域で働いてみたい」など、人によって様々な理由があると思います。
転職をしたいオペ看の方にお伝えしたいのが、「手術室での経験は手術室への転職時にとても有利になる」ということです。
手術室のスキルは一生物。
一度身につけたら、どこの病院でもやっていけるよ。
わたしは過去4つの病院で手術室を経験してきましたが、それぞれの病院でのお作法はありますが、基本的なことは変わりありませんでした。
そこで、手術室から手術室への転職を考えている方向けに、わたしの転職体験談をご紹介します。
オペ看の方で転職したいなと悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
なつ
2次救急の中規模病院で働く、現役の手術室看護師です。
看護師経験は10年以上、手術室看護師歴はトータル10年になりました。
手術室看護師の観点から、手術室看護師に役立つ情報を発信しています。
手術室看護師に興味のある方、手術室看護師の方の参考になれば嬉しいです。
手術室から手術室への転職は有利
手術室から手術室へ転職する場合、手術室の経験はスキルになるので、転職活動で有利になります。
なぜ有利になるのか、解説していきます。
手術室での経験はスキル
手術室で経験したことはスキルとして、他の病院の手術室でも役立ってきます。
手術室勤務の求人をみると、「手術室経験者優遇」と書かれている求人も多いです。
面接時には、「どんな症例の経験がありますか?」と聞かれることも多いので、これまでの経験は転職で有利に働いてきます。
人員が足りていない病院では即戦力が欲しい
人が足りない手術室では特に即戦力となる経験者を求めているよ。
新人看護師や病棟から異動できた手術室未経験の看護師が一人前になるには、かなりの年数を要します。
人員が足りない手術室において、ゆっくりと育成している時間はありませんよね。
そのため、手術室看護の経験がある人材を求めています。
わたしが働いていた病院でまとめて退職者が出たときも、手術室経験のある看護師がきてくれてとても助かったよ。
わたしが転職をした際にも、ある病院の手術室経験者優遇の求人では、面接を受けた数時間後に合格の電話をいただいたこともあります。
手術室は病棟に比べて人気がない
オペ看としては悲しいけど、多くの病院で手術室って不人気部署なんだよね。
病棟と業務内容が違いすぎるためか、多くの病院で手術室は不人気部署にランクインしています。
そのため、部署異動で手術室に希望する方も少ないので、転職者で手術室の人員を確保しようとしている病院もあります。
求人情報をよく確認してみましょう。
転職先の病院探しのおすすめの方法3選
転職をする病院探しのおすすめの方法を3つご紹介するね。
そこで、転職先の病院を探すおすすめの方法を3つご紹介します。
- 働きたい病院のホームページから求人内容を確認する
- 知り合いの看護師に聞く
- 転職サイトを利用する
働きたい病院のホームページから求人内容を確認する
働きたい病院が決まっている場合は、その病院のホームページから求人内容が確認できるよ。
働きたい病院の候補がある方は、病院のホームページから、求人内容を確認しましょう。
- 看護師の募集があるか
- 新卒・既卒など
- 部署の確認
- 手術室・病棟・外来など
- 募集時期の確認
- 4月入職なのか、それ以外の時期か
- 勤務形態・給与など
内容を確認して、この病院で働きたいと思ったら、必要書類を確認して準備していきましょう。
郵送で書類を送って連絡を待つ場合と、直接お問い合わせ先から連絡をする場合があるので、募集要項をよく確認してください。
知り合いの看護師に聞く
わたしの一番のおすすめ方法はこれ。
実際に働いている看護師や知り合いに教えてもらうと内情がわかりやすいのでおすすめだよ。
職場の雰囲気って大事ですよね。
知り合いの看護師が働いている病院、働いていた病院でおすすめの病院があれば教えてもらえると、いい職場に巡り合う確率が高くなります。
病院によっては、その病院の職員の紹介で入職すると、入職祝い金がいただける場合があります。
入職祝い金は、紹介した方、された方、双方がいただける職場が多いです。
入職祝い金のある職場であれば、働いている職員の方から、教えていただけるはずです。
転職して新生活をスタートする際に、入職祝い金があると助かりますよね。
転職サイトを利用する
知り合いの看護師がいない、働きたい病院の候補もないという方は、広く探せる転職サイトもおすすめです。
わたしは過去3回転職サイトを使って転職していますが、引っ越しを伴う転職のときなどにもおすすめです。
引越し先の土地勘がなかったりする場合は特に、手軽に探すことができる転職サイトが便利です。
転職サイトを使うメリットは以下の通りです。
- 手術室勤務で探すことができる
- エリアも指定可能
- 病院の内情を教えてもらえる
- キャリアコンサルタントが転職をサポートしてくれる
- 書類作成、面接対策など
- 無料で利用することができる
知り合いがいない場合、病院の内情を知ることは難しいですが、転職サイトだと、多くの看護師が利用しているので内情も詳しく教えていただけることもあります。
初めての転職の方に特におすすめなのが、転職時に必要な書類作成や面接対策のサポートをしてもらえることです。
履歴書の添削や書き方のアドバイス、面接でよく聞かれる質問内容、電話での面接練習などもサポートしてもらえるので、初めての転職の方にもおすすめです。
無料で手軽に利用でき、転職サイトによって取り扱っている求人が違うので、転職サイトを利用する際は、複数のサイトに登録して利用するのがおすすめです。
わたしも転職する際は、3つの転職サイトに登録して求人を探したよ。
担当者の好みもありますし、登録後合わなければ退会することのできるので、広く探したい方は転職サイトの利用も検討してみてください。
\ わたしも使ったおすすめの転職サイトはこちら! /
この後、実際に使った3つの転職サイトについて紹介もしているのでよかったら参考にしてみてね。
わたしの転職体験談
ここでは、わたしの転職体験談を紹介するね。
手術室から手術室への転職体験談をお伝えするよ。
わたしはこれまで、引越しを伴う転職を4回経験しています。
手術室から手術室への転職、病棟への転職など、基本的に総合病院への転職を行なっています。
転職サイトを使用しての転職は3回、直接病院を調べての転職は1回です。
転職の動機・その際の状況
まず最初に、わたしの転職の動機と、そのときの状況についてご紹介します。
- A病院での勤務は5年目
- オペ看歴:約9年
- 子ども1人
- 引越しを伴う転職
A病院では、手術室配属で5年目の勤務中でした。
当時、未就学児の子どもが1人と夫の3人暮らし。
今回引越しを伴う転職で、転職先の病院事情はよくわからず、土地勘もないため、転職サイトを利用することにしました。
転職先の希望
転職先の希望としては、以下のものをあげました。
- 手術室勤務希望
- オンコール対応の病院
- 院内託児所がある
わたしは手術室が好きだから、手術室勤務希望で探すことにしたよ。
病棟経験より手術室経験が長いのもありますが、慣れている手術室勤務希望で転職を開始しました。
夜勤は体力的に辛いので、夜勤のないオンコール対応の病院を希望。
引越し先が保育園激戦区だったので、子どもを預けて働くために、院内託児所ありの病院を探すことにしました。
使用した3つの転職サイト
今回、わたしが実際に使用した転職サイトをご紹介するね。
今回、わたしが転職に使用した転職サイトは3つです。
- レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )
- ジョブデポ看護師
- ナースジョブ
働きながらの転職活動の場合は、仕事に疲れているときでも、隙間時間で転職活動を進めていけるので便利です。
今回ご紹介する3つとも、利用料無料、登録も5分以内で簡単にできますよ。
レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )
わたしが使ったときは、「看護のお仕事」だったよ。
じつはこのサイトを使うのは2回目だったんだよね。
2022年に「看護のお仕事」という看護師人材サービスと、看護向け関連メディアの「ハテナース」、「ナースときどき女子」が統合して、「レバウェル看護」に名称が変わりました。
わたしが使用したときは「看護のお仕事」でしたが、「レバウェル看護」に変更後も、統合という形なのであまり変わりはなさそうです。
- 全国各地に支店があるのでどこの地域でも対応可能!
- LINEで手軽にやりとりできる
- 初回のみ、ヒアリングのため電話必須
- 病院の内部事情に詳しい
全国どこでも対応可能なので、県をまたぐ求人の際にも使えるので、今回2回目の使用でした。
電話での対応も可能ですが、仕事をしながらの転職活動だと仕事・家事・育児と時間が足りず、電話のアポを取るのも大変ですよね。
職場環境や働いている方の年齢層、雰囲気なども教えていただけて助かりました。
転職先の病院に知り合いがいないときは、内部事情を教えてもらえるのはありがたいよね。
前回使用したデータは5年前なので残っていなくてもしょうがないかなと思いましたが、今回数ヶ月かけてゆっくり転職活動をしていたので、その間に担当者が変わることがありました。
その際に伝えていた情報が伝わっていなかったり、伝えた情報がうまく伝わっていないことがありました。
LINEで隙間時間に転職活動が進められたり、内部事情に詳しい点はすごくおすすめだよ。
全国対応で求人数も多いので、気になったらまずは登録してみてね。
\ 内部事情にも詳しくておすすめ! /
ジョブデポ看護師
「ジョブデポ看護師」は全国の求人が探せて、求人数も多いよ。
たくさんの求人から選ぶことができていいよね。
ジョブデポ看護師は、「就職お祝い金最大40万円」というのが有名でしたが、2021年4月に法改正がおこなわれ、現在はお祝い金の支給はなくなっています。
全国の求人を取り扱っていて、求人数も多いので、たくさんの職場から選ぶことができます。
ジョブデポ看護師は求人数が多く、全国の求人を探せるので、今回使用するのは2回目でした。
- 全国の求人を取り扱っている
- 逆指名制度あり
- 条件交渉をしてくれる
ジョブデポ看護師には逆指名制度があります。
わたしは今回使用していませんが、もし行きたい病院があって、その病院が求人募集していない場合には、ありがたい制度ですね。
ジョブデポ看護師は、給料などのこちら側から交渉しにくい内容も、キャリアコンサルタントが交渉をしてくれます。
自分では言いにくいことも代わりに交渉してくれるのはとてもありがたいよね。
電話やメールで連絡をしていましたが、働きながらの転職だったので、急かされているような印象を感じてしまいました。
キャリアコンサルタントの方は親身に話を聞いてくれていたので、仕事熱心な方だったのかもしれません。
転職はそこまで急いでいないこと、この時間帯は電話連絡難しいこと、電話は出られないことが多いのでメールで対応してほしいということを伝えると、その後はスムーズにやりとりすることができました。
\ 逆指名や条件交渉したいならおすすめ! /
ナースジョブ
「ナースジョブ」は全国の求人も扱っているけど、特化地域があってその地域では非公開求人も多く取り扱っているよ。
対応地域の求人を探している方にはおすすめ。
わたしは今回、福岡での転職活動だったので、はじめてナースジョブを使用してみました。
- 北海道・兵庫・岡山・広島・福岡県の5つの特化地域に強い
- 特化地域では内部事情にも詳しい
- 履歴書の添削や面接対策のサポートが充実
対応地域に特化しているので、北海道・兵庫・岡山・広島・福岡県の5つの地域で求人を探している方にはとてもおすすめのサイトです。
職場環境や、人間関係などの内部事情なども、詳しく教えてもらいました。
いい条件で転職するには、非公開求人がおすすめなんだよね。
給料や待遇がよかったり、人間関係もいい職場もあったりするから嬉しいよね。
キャリアコンサルタントの方が、履歴書の添削や面接対策のサポートをしてくれるので、はじめての転職の方にもおすすめです。
これに関しては、うまく条件を絞れていない方などに関しては、「この求人もいいかも」という気づきになるかもしれません。
わたしは今回出していた条件は、譲れない条件ばかりだったので、条件外の求人は求めていませんでした。
特化地域の方にしかおすすめできないのが残念だけど、転職サポートも手厚いのから、初めての転職の方にもおすすめだよ。
\ 特化地域は転職サポートも手厚くておすすめ! /
転職体験談
今回登録した3つの転職サイトを使用して、条件にあう求人を探して行きました。
病棟勤務に比べると、手術室は求人が少ないですが、オンコール勤務で託児所ありの病院を4つまで絞り込みました。
その後、転職サイトで各病院の内部事情を確認しました。
1つの病院で、看護師の入れ替わりが多いという話を聞いて、この病院は長く続けていくには何か問題があるかもと思って条件から外したよ。
入れ替わりが多いということは、勤務条件や人間関係などで何らかの問題がある可能性が高いです。
その後絞り込んだ3つの病院と面接を行うことにしました。
電話などで連絡をして、面接の日程をそれぞれの病院で決めようと思うと、かなりの時間がかかります。
特に仕事中の転職活動だと、昼間に電話もなかなかできないので厳しいですよね。
その点、転職サイトを使用していると、面接の調整や条件交渉もお任せできるので、とても楽に転職活動が行えます。
面接の前にも、履歴書の添削や、面接対策などのサポートがあります。
完成した履歴書の添削をしていただけるのも、とてもありがたかったです。
アピールした方が良い点や、書き方で間違っていたことまで指摘してもらいました。
一人で面接の練習をするのは難しいから、電話越しだけど面接の練習ができて、ありがたかったよ。
途中、予想外の質問もありましたが、なんとか答えることができたのは練習のおかげだったと思います。
面接終了後、転職サイトの方から面接の様子や、聞かれた質問について確認されました。
その後無事面接を受けた3つの病院から内定をいただきましたが、2つの病院は、院内託児所の空きが確保できないとのことで辞退させていただきました。
現在働いている病院は、ママナースも多く子育てにも理解があるので、安心して働けています。
まとめ
今回は、わたしが直近で転職した手術室から手術室への転職を体験談とともにお伝えしました。
転職を行う際には、自分で病院を調べて転職を行う方法、知り合いの看護師に聞いて転職を行う方法があります。
どちらも難しい場合は、転職サイトの活用もおすすめです。
手術室から手術室への転職で悩んでいる看護師の方の参考になれば嬉しいです。