ドラマで観たオペ室の看護師さんがかっこよかったけど、どうやったらなれるのかな?
ドラマのオペシーンでみかけるオペ看の人ってかっこよくみえるよね。
今回は、オペ看になる方法についてお伝えするね。
医療ドラマでの緊迫した手術シーン。
その際に手早く器械を渡したり、緊迫した雰囲気の中テキパキと対応するオペ看の方ってかっこよくみえますよね。
今回はオペ看になる方法についてご紹介していきます。
オペ看になりたいと思っている方の参考になると嬉しいです。
なつ
2次救急の中規模病院で働く、現役の手術室看護師です。
看護師経験は10年以上、手術室看護師歴はトータル10年になりました。
手術室看護師の観点から、手術室看護師に役立つ情報を発信しています。
手術室看護師に興味のある方、手術室看護師の方の参考になれば嬉しいです。
オペ看に必要な資格
オペ看になるには特別な資格が必要なの?
オペ看になるのに必要な資格は、看護師免許だけだよ。
オペ看には看護師以外にも特別な資格が必要だと思っている方もいますが、看護師免許があれば誰でもオペ看になることができます。
意外に思われた方もいらっしゃると思います。
看護師といえば病棟業務を思い浮かべる方が多いので、その仕事とかけ離れた手術室の仕事は、まるで別のお仕事のように感じますよね。
オペ看になるには看護師免許があればいいんだね!
特別な資格がいるのかと思ってたけど違うんだね。
勘違いされることも多いけど、オペ看になるには、看護師免許だけで大丈夫だよ。
看護師免許があればオペ看になることができるので、オペ看になりたいと思う方はまずは看護師免許取得を目指しましょう。
看護師免許をすでに持っていて、オペ看になりたいと思っている方は、「オペ看になるには手術室配属を希望する」へ進んでください。
オペ看になるための、看護師免許を取得するには?
看護師国家試験の受験資格を得るためには、看護系の学校に通う必要があります。
看護系の学校について
- 看護大学
- 4年間かけてゆっくり学ぶことができる
- 大学によっては保健師や助産師になるためのプログラムがある大学もあり
- 看護短大
- 3年制で、全国に数が少ない
- 一般教養科目の履修もあるため結構ハード
- 看護専門学校
- 3年制の学校と4年制の学校がある
- 看護実習が多いので、実践的なスキルが学べる
- 5年一貫の看護師養成学校
- 高校3年間と看護学科2年制なので、一番早く現場で働くことができる
- 看護大学などと比べると、学費は安くなることが多い。
看護系の学校に通わないと、看護師国家試験の受験資格を得ることはできないので注意してね。
看護系の学校は大きく分けて4種類ですが、学校によって学べる内容が違ったり、学費も全然違います。
学びたい内容や、ライフスタイル、学費などを考慮して看護系の学校を選んでいきましょう。
看護師国家試験について
看護系の学校で学んで受験資格を得たあと、看護師国家試験に合格できないと、看護師免許を取得することはできません。
看護師国家試験って聞くとなんだかとっても難しそう。
合格できるかな?
実は看護師国家試験の合格率は90%以上なんだよ。
しっかり看護系の学校で学んで試験の準備をすれば大丈夫だよ。
- 試験は毎年2月に開催
- 午前・午後と1日をかけて試験を実施
- 出題数は240問ですべて選択式のマークシート形式
- 必修問題 50問
- 一般問題 130問
- 状況設定問題 60問
- 必修問題のみ80%以上正解が必要
必修問題のみ80%以上の正解が必要なので注意してね。
他でどれだけ点数が取れていても、必修が80%以上正解できていなかったら、不合格になっちゃうよ。
看護師国家試験向けの参考書も多く出版されているので、使いやすい参考書で勉強していきましょう。
最近では、アプリで勉強できるものもあるようです。
スマホで勉強ができると、隙間時間でも勉強がすすめられて便利ですね。
定期的に開催される模試や過去問で理解度や傾向を確認し、しっかり勉強すれば合格は難しくないですよ。
オペ看になるには手術室配属を希望する
看護師免許取得後、病院に就職すると、病棟や手術室、集中治療室、救急外来などの様々な部署に配属されます。
希望どおり手術室に配属が決まれば、憧れのオペ看になることができます。
希望どおり手術室だったから、これでオペ看になれたよ!
おめでとう。
オペ看として一緒に頑張っていこうね!
しかし、希望どおりの部署に配属される場合もあれば、希望通りの部署に配属されないこともあります。
手術室配属希望だったけど、病棟配属になっちゃった。
配属は希望だから、絶対にその部署にいけるわけではないよ。
希望じゃない部署だとがっかりしちゃうよね。
手術室希望だったが、他の部署に配属された場合の対処法
配属先の部署が手術室でなかった場合の対処方法は2つだよ。
- 配属先の部署で働きながら、手術室の希望を出す
- 手術室配属希望で転職活動を行う
今の病院を続けるか辞めるかの2択?
どっちがいいかなぁ。
わたしのおすすめは、別の部署で働きながら手術室配属希望を出すという方法だよ。
別の部署での学びも、手術室看護に役立つから幅広く勉強するのもおすすめだよ。
別の部署で学んだことは、これからの看護師人生でとても役にたちます。
そう言われても、病棟の業務は絶対に嫌。
病院をやめてもいいから、手術室にいきたい!!
病院をやめてでも手術室にいきたいっていう強い意思があるなら、転職活動も視野にいれてみて。
病院をやめたいと思うなら、手術室希望で転職活動をしてみよう。
病棟やほかの部署での仕事がどうしても合わない方もいますよね。
手術室希望だったのに、他の同僚が手術室配属になって、自分は希望でない部署だとしたらやる気がなくなることもあります。
同僚が手術室配属で憧れのオペ看になっている姿、羨ましいですよね。
ここでわたしの知り合い、A(仮名)の話をします。
新卒のAは手術室配属希望でしたが、病棟勤務になりました。
Aはどうしてもオペ看になりたかったので、所属師長やプリセプターに、
「病棟は希望じゃないから手術室へ異動させてほしい」
と伝えましたが、まずはこの部署で働くようにと異動はできませんでした。
この部署で頑張らないとという気持ちと、もし手術室に配属だったらという気持ちがうまく整理できず、看護師として働くのが嫌になってしまいました。
結果、Aは半年後に病院をやめ転職活動をはじめることにしました。
Aは手術室希望で転職活動を行いましたが、経験がないためいくつか面接を受けても採用には至りませんでした。
それでも諦めず転職活動を続けていくと、「経験はないけどやる気があるから」と採用が決まり、ついにオペ看になることができました。
Aはあの時諦めなくてよかったと言っていました。
その後Aは、希望の手術室で、楽しく看護師として働いています。
Aのように、経験がない場合は転職活動がスムーズにいかないこともあるよ。
オペ看になりたいという強い希望をもって転職活動を行うことが大切になってくるかな。
転職活動には転職サイトを利用しよう
転職活動を行う場合は、転職サイトを使うのがおすすめだよ。
わたしは過去に4回転職しているけど、転職のうち3回は転職サイトを活用しているよ。
- 希望条件を伝えると、条件に合う病院を教えてくれる
- アドバイザーが転職をサポートしてくれる
- 書類作成、面接対策など
- 病院の内情を教えてもらえる
- 無料で利用できる
はじめての転職だと、履歴書などの書類の書き方に悩んだり、面接がうまくいくか心配だったりするけど、転職サイトだと無料でアドバイザーがサポートしてくれるから心強かったよ。
はじめての転職は不安なことも多いので、転職について色々サポートしてもらえる転職サイトを活用するのがおすすめです。
担当者と合わなかったり、取り扱っている求人数も違うので、わたしが転職する際は、複数の転職サイトに登録して探していました。
複数の転職サイトに登録して、自分にあっている転職サイトで転職活動をすすめていきましょう。
登録後に、やっぱり合わないなと思えば簡単に退会もできるので大丈夫ですよ。
お金って本当にかからないの?
本当に無料で利用できるよ。
わたしは過去にたくさんの転職サイトに登録して利用してきたけど、転職サイトから請求されたことは1度もないよ。安心して使ってね。
書類作成や面接対策まで、求人情報以外にも様々なサービスがある転職サイト、なんで無料で利用できるのか気になりますよね。
そのからくりはとっても簡単。
転職サイトは、転職したいと思っている看護師を病院に紹介すると、紹介料として病院から転職会社にお金が支払われる仕組みになっています。
そのため、転職したいと思っている看護師は無料で転職サイトを利用できます。
そういう理由があるんだね。
これなら安心して転職サイトを利用できそう。
わたしもはじめての時は、不安だったからよくわかる。
転職って勇気がいるから、一歩踏み出そうとしているのはすごいことだよ!
\ アドバイザーの対応が丁寧でおすすめの転職サイトはこちら! /
まとめ
今回は、オペ看になる方法についてご紹介しました。
他の部署に配属された場合は、その部署で働きながら異動希望を出して手術室に配属してもらうようにしましょう。
現在の病院で異動が難しい場合は、手術室希望で転職活動をしていきましょう。
オペ看になりたいと思う方の参考になれば嬉しいです。